[※終了した公演です]
processing and tuning
プロセッシング・アンド・チューニング
『受けの美学』という言葉がある。受けて立つ男らしさ、といったマッチョな側面ではなく、「受けよう」と思ったその瞬間の迷いや、分からなさ、どうにかせねばと身体を揺らすこと、預けられた相手の重心に対して身体をさらに前傾させる姿勢、そういったところに美学の表れのようなものを感じる。
今回、ダンサーである私は、揺れや傾きから始まる身体の動きを『もの』や『言葉』とともに考えるために、ジャグラーの目黒陽介氏、小説家の山本浩貴氏を迎えた。ものを空中に放ち、受け取るという動作を連続させていくジャグリング。日々や考えを言葉にし、それを再編していく小説。それぞれに、『受け止めること』と『しにいくこと』の矛盾を調停するような、『受け』の知とでも呼びうるものがあるのではないだろうか。
ものと言葉、相手と自分のあいだで身体は調整(チューニング)を続け、頭よりも先に動きを処理(プロセッシング)していく。『受け』としてのコミュニケーションを図るその身体から、ボロボロと出てくるダンスのカスみたいなものを愛でてみたい。
仁田晶凱
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本番写真 (撮影:松本和幸)
本番写真 (撮影:松本和幸)
本番写真 (撮影:松本和幸)
本番写真 (撮影:松本和幸)
- 日程 -
2024年4月9日(火)〜14日(日)
2024年4月
9日(火)19:30
10日(水)19:30
11日(木)16:00/19:30
12日(金)19:30
13日(土)15:00/18:00
14日(日)15:00
*受付開始、開場は開演15分前
- 会場 -
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-33-6三京ユニオンビル5F
三鷹駅南口・中央通り直進3分、右手にある茶色いビル5階
- チケット -
一般 3,300円
学生 2,800円
*ご来場時に学生証のご提示をお願いいたします。
*リピーター割引:各券種より500円引
- 予約 -
・ページ下部予約フォーム(当日現金支払)
メッセージ欄に日時、希望枚数、券種をご入力ください
・Peatix(クレジット・コンビニ・ATM支払)
[アクセシビリティについてのご案内]
本上演は、聴覚に障害を持つ方がダンス作品にアクセスできるよう、上演中に発せられる音声情報の翻訳や意訳が会場内に字幕として投影されます。
当日の受付では筆談にて対応させていただきます。サポートが必要な方はチケットの予約時に備考欄へご記載ください。
[開場中ワークショップについて](4月10日更新)
振付・出演|仁田晶凱
出演|目黒陽介
テキスト|山本浩貴(いぬのせなか座)
舞台監督|服部寛隆
照明協力|加藤泉
広報デザイン|山本浩貴+h(いぬのせなか座)
舞台写真|松本和幸
宣伝映像|塚本倫子
制作|町田妙子(オータムプロダクションズ) 滝沢優子
レジデンス協力|Dance Base Yokohama
助成|公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術⽂化創造発信助成]
芸術文化振興基金助成事業
主催|オータムプロダクションズ
プロフィール
仁田晶凱
⽇本⼤学芸術学部を中退後、ベルギー・ブリュッセルにあるコンテンポラリーダンス学校P.A.R.T.S.へ⼊学。在学中にImpulz Tanz 2016(ウィーン)、CND Camping 2015(パリ)、ItsFestival(アムステルダム)、等ヨーロッパ各地のフェスティバルに参加。卒業後は帰国し、都内を拠点にダンサー・振付家として活動中。ダンスカンパニー[Co.⼭⽥うん]に所属。⾃⾝振付作品の公演を企画制作する団体[オータムプロダクションズ]を2020年より主催。音楽と舞踊の関係性に特化した作品群「17 Etudes」「シシオドシ組曲」「The Musical Offering~ポリボディと幻声部のリチェルカーレ~」の発表を2023年まで行い、現在は言語、テキスト、スピーチと体の動きについてのリサーチから作品制作を行っている。Dance Base Yokohama レジデンスアーティスト。
photo : Ayane Shindo
目黒陽介
ジャグラー、演出家。14歳でジャグリングを始め、17歳より大道芸やフェスティバル、舞台やライブハウス等に出演。2008年より自身が中心となりジャグリング&音楽集団「ながめくらしつ」を結成、ほぼ全公演の演出・構成を務める。
2013年よりエアリアルアーティスト・長谷川愛実とのユニット「うつしおみ」としても活動。
外部出演作品に、串田和美演出『十二夜』『空中キャバレー』、ラファエルボワテル演出『フィアース5』など。
国内では稀有な現代サーカス演出家として、(社)瀬戸内サーカスファクトリー『100年サーカス』『naimono』、世田谷パブリックシアター『悟空~冒険の幕開け~』関連パフォーマンス等の演出も手がける。
山本浩貴
1992年生。2015年に制作集団・出版版元「いぬのせなか座」を結成、以降主宰をつとめる。小説や詩やパフォーマンス作品の制作、書物・印刷物のデザインや企画・編集、芸術全般の批評などを行なう。
主な小説に「無断と土」(『異常論文』『ベストSF2022』掲載)、批評に「死の投影者による国家と死」(『ユリイカ』2022年9月号掲載)、デザインに「クイック・ジャパン」(159-167)『光と私語』(いぬのせなか座叢書)、企画・編集に『早稲田文学』2021年秋号(特集=ホラーのリアリティ)。
今年、批評の仕事をまとめた単著を複数刊行予定。
https://inunosenakaza.com
photo : 黑田菜月